継続教育
東京神学大学では、教会あるいはキリスト教学校などですでに働いている牧師・伝道者の生涯教育のために、できるだけ適切な機会を提供しようと考え、「継続教育」のプログラムを用意しています。これは正教師、補教師を問わず、すでに教職として働いている方の神学的なリフレッシュ、継続的な神学的自己形成ために、大学院博士課程前期課程の科目の中から開講科目として広く開放しています。教会の形成、伝道の課題との取り組みにおいて根本をなす神学的姿勢の再形成のために、あるいは現代の神学の先端的課題に触れる場としても活用されてきました。大学院の学生と共同の学習・研鑚の場になりますが、実際の伝道・牧会、教会形成、あるいは聖書科教師としての働きの中で培った問題意識をもって受講科目を選択していただきたいと思います。そうした教職者の参加は、神学生にとっても有益な刺激になります。これまでには、週一日片道3時間以上かけて「継続教育」に参加した方の例もあります。教会、あるいはキリスト教学校においても、教職者の継続教育の意味を理解して、時間や費用の点でできるだけ便宜と協力をはかっていただけるように、本学としても期待しています。
2024年度
受講資格 | キリスト教会の教職の方 |
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授業開始 | 前期/4月5日(金) 後期/9月19日(木) |
会場 | 本校(東京神学大学) |
申込期間 | 前期/2024年2月22日(木)~3月7日(木) 後期/2024年7月19日(金)~8月1日(木) |
受講料 | 1科目(1学期分) 14,000円 |
申込み・問合せ | 東京神学大学 教務課 0422-32-4185 メールでのお問い合わせはこちら |
開講科目
2024年度開講科目を掲載しました。 開講科目一覧
継続教育を受講しての感想
愛宕町教会 宍戸俊介
卒業して数年がたったある時、ふと毎日の仕事をこなすことだけに手一杯となり、時間に追われがちである自分に気づきました。自分自身の働きを顧みて、さらに主に喜ばれる働き手となるためにはどうあったら良いかを考える余力も時間も、失われつつありました。体だけは動かしながら、しかし霊的な危機に陥っていました。
率直に言って、東京神学大学の継続教育プログラムに参加することは、時間的には窮屈な面がありました。費用も工面しなければなりません。しかし、私の場合は、このための時間と費用をかけなければ、おそらく忙しさにかまけて、何もやらなかっただろうと思います。時間の使い方から言っても、費用のかけ方から言っても、継続教育に通ったことは、私にとっては、より生産的でした。教会史的興味からクラスに参加しましたが、信仰の現わし方についての自分の考えが今まで狭かったことに気づかされました。
私たちはいずれにせよ、自分に与えられた賜物でもって教会のつとめに向かわなくてはなりません。与えられて持っている以上の背伸びはできません。けれども、「もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい」(第1コリント12章31節)のみことばに励まされつつ、チャンスがあれば、また教室に戻る機会を持ちたいと願っています。
この記事に関するお問い合わせ
東京神学大学 学外活動委員会(教務課)
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