2025年度入試情報

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学長室から――韓国・長老会神学大学校との学術交流、および後期の開始

 東京神学大学は韓国の長老会神学大学校との間に相互協定を結んでいます。この協定に基づき、教員が交互に訪問して、講演・講義を行ない、学術交流の機会を持っています。コロナ禍による中断を経て、昨年度から再開しました。
 今年は、こちらから訪問する番で、私が長老会神学大学校をお訪ねしました。9月11日から14日までという圧縮した日程の中、全学礼拝での説教、2回の講演の奉仕をさせていただきました。金学長を始めとして、先生方や学生たちに温かく迎えていただき、感謝に堪えません。私も大きな刺激を与えられました。
 9月18日には後期の始業式が行なわれました。始業講演は小泉健教授(実践神学)の担当で、「苦しみの秘義の説教学」と題して、聖書解釈の話から始めて、説教の言葉の構造についての議論が展開され、イエス・キリストとテキストと(今の)私たちとを結ぶものは苦難であるとの指摘がなされました。
 午後には、神学生出席教会牧師と教授会との懇談会が開かれました。今年は23名の先生方をお迎えでき、「車の両輪」としての教会と神学校との関係を強固なものにしていくためのよい機会となったと思います。
 修士課程2年の学生たち(12名)は、全員が修士論文を提出し、いよいよ本学で過ごす最後の学期を迎えることになりました。今までのお支えに感謝いたします。卒業・派遣・赴任に向けて、よい備えができますよう、お祈りください。(神代)