- 2024.10.23
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学長室から――全学修養会(1)
10月22日、全学修養会の基調講演(第1回)が行なわれました。全学修養会というのは毎年、学生会の修養会委員会が主導して行なわれる行事です。キャンパスで行なう年と学外で宿泊して行なう年とが交互に来ますが、今年度は学外に出かける年にあたります。
今年の修養会の主題は「礼拝と祈り」となりました。修養会自体は11月の5~6日に開かれますが、その準備の学びとして、2回の基調講演が行なわれます。その第1回の基調講演では、講師に藤掛順一先生(横浜指路教会牧師・本学理事長)をお迎えしました。
日本基督教団の問題・課題の根底に人間中心主義があること、そして、その危険にさらされている私たちが、しっかりと福音に立ち続けるために意識しておきたい事柄――信仰による義認の正しい理解、罪の理解、終末論的希望の理解――を示してくださり、最後に、礼拝における祈りの意義について論じてくださいました。
礼拝が真に礼拝であるならば、人間ではなく、恵み深い神が正しく神として知られ、拝まれるのでなければならないでしょう。貴重な学びをさせていただきました。今年の修養会が、これから、どのような展開になるか、楽しみです。(神代)