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教員著書
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使徒信条の歴史
著者:本城 仰太
発行年月:2023.02
出版社:教文館
私たちが礼拝で告白している使徒信条はどのように成立し、用いられてきたのか? 基本信条として、教派を超えて用いられている使徒信条。その聖書的起源と歴史的展開を最新の研究から解説。
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新しいダビデと新しいモーセの待望 イザヤ書の正典的解釈
著者:田中 光
発行年月:2022.03
出版社:教文館
教会によってイエス到来の告知として捉えられてきたイザヤ書。前半部の「王預言」と後半部の「僕預言」という二つの主題において、メシア(=キリスト)はどのように預言されているのか。聖書テクストの最終形態を重視するカノン(正典)的解釈の手法に基づき、終末におけるダビデ的王とモーセ的預言者への待望論からイザヤ書の包括的理解を探る比類なき研究。
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シャローム・ジャスティス 聖書の救いと平和
著者:河野 克也(訳)
発行年月:2021.08
出版社:いのちのことば社
聖書は現実世界の矛盾にどう応えるのか。メノナイト派を代表する旧約学者が、聖書のキーワード「シャローム」を物事が本来あるべき状態にあるという積極的な意味に捉え、聖書の救いと平和の本質に迫る。
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改めて学ぶ、教団信仰告白
(東神大パンフレット No.43)
著者:神代 真砂実
発行年月:2021.03
出版社:東京神学大学出版委員会
日本基督教団信仰告白の、いわゆる「前文」の解説。この種のものでは、いちばん新しい試みの一つ。教会での講演が基になっているので読みやすい。キリスト教信仰の主要内容の学び・おさらいにも。
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現代キリスト教教育学研究
著者:朴 憲郁
発行年月:2020.08
出版社:日本キリスト教団出版局
東京神学大学で長年キリスト教教育学を講じてきた著者による、多岐にわたる視点からキリスト教教育学を論じた精選論文集。
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主イエスは近い クリスマスを迎える黙想と祈り
著者:小泉 健
発行年月:2019.10
出版社:日本キリスト教団出版局
待降節(アドベント)から1月6日の公現日まで、毎日読める御言葉とショートメッセージ、信仰の先達たちによる祈りを掲載。
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十字架への道 受難節の黙想と祈り
著者:小泉 健
発行年月:2019.02
出版社:日本キリスト教団出版局
受難節が始まる灰の水曜日から復活祭まで、毎日読むことができる日毎の短い御言葉とメッセージ、古今の信仰者たちの祈りを収録。
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教会はイザヤ書をいかに解釈してきたか
著者:田中 光、宮嵜 薫、矢田 洋子(共訳)
発行年月:2018.12
出版社:日本キリスト教団出版局
イザヤ書を中心に二千年に渡る旧約解釈の歴史をたどりつつ、個々の解釈者をあまり光を当てられてこなかった人物も含めて公平に論評。
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平和とは何か -聖書と教会のヴィジョン-
著者:小友 聡、宮嵜 薫(訳)
発行年月:2018.09
出版社:教文館
現代を代表する旧約聖書学者が、聖書が描くシャロームの多様なコンセプトを紹介。政治的・経済的利益が最優先される現代世界に対抗する、新しい物語を描き出す。
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イエス・キリストの信仰 ガラテヤ3章1節-4章11節の物語下部構造
著者:河野 克也(訳)
発行年月:2015.03
出版社:新教出版社
パウロが語る「ピスティス・イエスゥ・クリストゥ」は果たして主格的属格なのか対格的属格なのか? 信仰と神学の根幹に関わる、長きにわたって争われてきた論争に、新たな視点から鮮やかな解決を提示した古典的論文。
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サムエル記 下(現代聖書注解)
著者:矢田 洋子(訳)
発行年月:2014.12
出版社:日本キリスト教団出版局
古代イスラエルが部族集団から中央集権国家へと急激に変容した時代。そこには、政治的社会的現実主義、ダビデという独自の人物、主なる神の現臨という三つの要因があった。これらに注意しつつ物語を解釈することから、聖書の意図する読みへと迫る。
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これだけは知っておきたい史的イエス
著者:中野 実(訳)
発行年月:2012.08
出版社:教文館
イエスはいつ、どこで生まれたのか? 彼は奇跡を行ったのか? 宣教の中心は何だったのか? 史的イエス研究の方法論から研究史までを、死海写本研究で知られる現代聖書学の第一人者が解説する入門書。
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神学の小径2
著者:芳賀 力
発行年月:2012.06
出版社:キリスト新聞社
神学の基礎知識を体系的に整理するのには最適の書。
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説教による教会形成
著者:小泉 健
発行年月:2011.09
出版社:キリスト新聞社
「共同体としての教会」が説教によって建てられるとはどういうことか。2009年1〜6月に行われた東京説教塾の「加藤常昭先生80歳記念特別セミナー」の第2回講演と討論を収録する。セミナーのレジュメも掲載。
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ジャン・カルヴァンの生涯 下
著者:芳賀 力(訳)
発行年月:2010.06
出版社:キリスト新聞社
近代西洋文化の形成に決定的な影響を与えたジャン・カルヴァンの実像に迫る画期的評伝。下では、原著7章から第12章までを収録し、カルヴァンの神学的特質と社会史的影響を論述する。
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二つの福音は波濤を越えて 十九世紀英米文明世界と「日本基督公会」運動および対抗運動
著者:棚村 重行
発行年月:2009.07
出版社:教文館
日本プロテスタント最初期の「日本基督公会」運動とは? 「公会主義」と「教派主義」の対立にあった神学的背景とは? 「公会」運動の成立と中断、諸教派教会形成へと至る淵源を、19世紀の英米教会の神学的潮流に探る。
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ジャン・カルヴァンの生涯 上
著者:芳賀 力(訳)
発行年月:2009.07
出版社:キリスト新聞社
近代西洋文化の形成に決定的な影響を与えたジャン・カルヴァンの実像に迫る画期的評伝。上では、原著第1章から第6章を収録し、カルヴァンの伝記的な歩みを辿る。
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神学の小径1
著者:芳賀 力
発行年月:2008.12
出版社:キリスト新聞社
物語る教会教義学。神学の基礎知識を体系的に整理するには最適の書。
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歴史と伝承―続・物語る教会の神学
著者:芳賀 力
発行年月:2008.07
出版社:教文館
福音という「大いなる物語」を語る教会は、救済史の担い手として、歴史の無意味さに耐えかねている現代人に再び希望する力を抱かせる。教会の歴史的存在意義を徹底的に検証した、気鋭の神学者による論考。
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ミステリの深層 名探偵の思考・神学の思考
著者:神代 真砂実
発行年月:2008.06
出版社:教文館
ミステリとは何か? そこには近代理性や認識論の問題が秘められている?! 気鋭の神学者が宗教や神学からミステリに光を当て、名探偵のごとく明晰な筆致で、その謎を解き明かす。
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聖書学用語辞典
著者:中野 実
発行年月:2008.03
出版社:日本キリスト教団出版局
聖書学の論考に頻出する術語や独特の意味を持つ言葉、著名な聖書学者など、約600項目を解説。急速に進歩する現代聖書学の最新成果を凝縮した辞典。
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聖書を読む技法 ポストモダンと聖書の復権
著者:芳賀 力(訳)
発行年月:2007.09
出版社:新教出版社
旧約聖書・新約聖書・組織神学・歴史神学・教会での伝道牧会という各分野の専門知識を提供しあい、聖書を共に読む「聖書プロジェクト」に結集した神学者たちによる、共同研究と説教実践の成果をまとめた論文集。
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洗礼から聖餐へ
著者:芳賀 力
発行年月:2006.01
出版社:キリスト新聞社
プロテスタント教会がサクラメント(聖礼典)として重んじてきた「洗礼」「聖餐」が持つ意味とは? 聖餐の問題で揺れ動く現代の教会の中にあって、聖書、歴史、伝統、礼拝といった諸方面との対話からその本質を解き明かす。
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思索への小さな旅
著者:芳賀 力
発行年月:2004.12
出版社:キリスト新聞社
神学者として、牧師として注目を浴びる著者が、編集主幹を務めている季刊『教会』に綴ってきた神学的随想集。信仰者が歴史に連なる時、魂の辺境へと向かう、新たな旅路が始まる。
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聖書事典 新共同訳
著者:中野 実
発行年月:2004.03
出版社:日本キリスト教団出版局
旧・新約聖書の言葉3500項目を一冊で網羅した事典。ベテラン執筆陣によるわかりやすい解説で現代の聖書学の成果と知識を反映、見やすい書体と読みやすいレイアウトで掲載する。
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コヘレトの言葉 (現代聖書注解)
著者:小友 聡(訳)
発行年月:2003.08
出版社:日本キリスト教団出版局
旧約諸文書の中で極めて特異な性質を有する「コヘレトの言葉」を、非人間的世界で、意味ある存在でありたいと渇望するコヘレトの自分探しの旅という現代的文脈の中に置き換えて、新しい視点からの刺激的な読み方を提示する。
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伝道と文化の神学
著者:長山 道(訳)
発行年月:2003.8
出版社:教文館
主要論文『伝道の神学』『世界におけるキリストの形態獲得』の2編を収録。包括的な聖霊の働きを主張する「聖霊論の神学」の立場から、教会の本質と機能、キリスト者の存在意義、教会と文化の関係などについて語る。
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キリストと創造
著者:須田 拓(訳)
発行年月:2003.6
出版社:教文館
神の創造物である人間が「神の像」であるとは? イエス・キリストの神性と人性はどのように理解されるべきか? 聖霊論の新しい光のもとに、主イエスの在り方を三位一体論の視点から捉え直す意欲的な試み。
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パウロの生涯と神学
著者:朴 憲郁
発行年月:2003.03
出版社:教文館
異邦人への使徒として召されたパウロは、ユダヤ教神学を変革し、キリスト教の最初の神学者となる。初期キリスト教の生みの苦しみ、激動の時代を生きたパウロの劇的な生涯と、パウロ神学の形成過程を丹念に描く。
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キリスト教神学入門
著者:神代 真砂実(訳)
発行年月:2002.01
出版社:教文館
神学の歴史・方法・内容を一冊で網羅。最新の情報と議論に基づき、しかも古代から現代までの神学のテーマを系統的に学べる。英語圏で広く使われている入門書の翻訳。初めて神学を学ぶ人から教職者まで必携の手引き。
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キリスト教とユダヤ教―キリスト教信仰のユダヤ的ルーツ
著者:大住 雄一(訳)
発行年月:2001.01
出版社:教文館
キリスト教とユダヤ教の共通点と相違点をQ&A形式で明らかにし、キリスト教信仰の本質を問いなおす。2000年にわたるキリスト教とユダヤ教の葛藤の根源に迫る問題提起の書。
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物語る教会の神学
著者:芳賀 力
発行年月:1997.5
出版社:教文館
物語を喪失した現代人の魂に、教会が福音という「大いなる物語」を力強く語りかけるために―気鋭の神学者による意欲的論考。